1音のための情報処理量
 
普通に1つの音を出すための情報量

  ギターで普通に1つの音を出すのにどれだけの選択肢の中から選んでいるでしょうか。もちろん、どんな楽器でも、強弱や、微妙なタッチや息使いなどは
連続量なので無限と言っていいと思います。強弱やアーティキュレーションなどの音楽に共通した要素も入れないことにしました。

弦の選択 : 平均で2.6通り     その説明:
                       
左手指の選択 : 4
右手指の選択 : 4
タッチ      : 2 (アポヤンド、アルアイレの2つの選択は普通は誰にも必要だと思います。近年ではそうでないと主張するギタリストも多いようですが。
              少なくとも微妙なタッチは除くにしても、わたくしは深いアポヤンド、浅いアポヤンド、深いアルアイレ、浅いアルアイレ、爪だけのタッチ
              の5種類は、連続量としてではなく離散した選択枝と意識して使っています。)
弾弦位置    : 3(これも、連続した量でなく、少なくとも 硬めの音、普通の音、柔らかめの音は、常に選択すべき項目だと思います。)

それらを掛け合わせると、ギタリストはたった1音を弾くのにいつも
  2.6×4×4×2×3=250通り の中から1つを選択していることになります。

  宇宙の中に地球外生物がどのくらいの確率で存在するか計算するやり方がありましたね。何やらそれにも似ていますが、自分なりの計算式を作って
遊んでください。私の場合タッチは5ですからすぐに625までにはねあがります。ディナーミクをP,mP,中位、mffなど5つを考えてもいいと思います。
 
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