BCSとオルタードスケール
これは教材と言っても私が人に教えられるような教材では有りません。強いて言えば、ジャズの
初心者である私自身への教材なのだと思います。
オルタードスケールというのは凄く格好いいスケールで、これが自由自在に使える人は私には
何となくジャズのプロフェッショナルぽく思えるのです。勿論、ジャズをやっている人だったら、
こんなことはアマチュアでも自由自在なのでしょうが。
ときどきこんな表を見て、ハノンで練習してみたり、トニックのスケールと交互に弾いてみたりして
遊んでみるのですが・・・
ところでBCSというのはベーシック・コード・サウンドというので、つまり、ある和音の響きの特徴
をとらえた基本的な音だというので、それならドミソのドとミ、ファラドのファとラ、ラドミのラとドなど
何でもよさそうなものですが、私が色々な本を読んでも、こんな変な言葉が使われている場所は
オルタードしケールの説明のところでしか見たことがありません。そのオルタードスケールの基準
になる属7の和音の1°3°7°つまり、ソシファのことです。属7の和音の和音にはもう一つ5°の
レがあるわけですが、総じて和音の中で第5度というのは、あまり重要視されていない音なのです。
補足説明2011年11月30日
それから、3°(シ)は、単純に3°をフラットせずに据え置いたのではなくて、シはこのスケールの中では
フラットです。据え置かれたかに見えるシナチュラル、は実はド♭なのです。と、私は理解しています。ですので、オルタード
スケールの中で据え置かれる音はドとファ、他は全部♭と言うことです。そう考えると、考えやすくないですか。
間違っていたら御免なさい。
さて、オルタードスケールとは、その調の属7の和音のBCSはそのままにし、他の音は全部、半音
下げたようなスケールです。
ジャズ理論家の人には色々な説明方法があるのでしょうが、私なりの理解を申しますと、
属7の和音 は 主和音に対してものすごい求心力をもつ和音・・・・ドミナント機能
半音低い音(又は半音) は 半音高い音に求心力をもつ音・・・・・・導音の機能
つまりハ長調でG7を弾いているとき、G−オルタードスケールでアドリブすると、次に、トニック系の
和音に戻るとき、すごく格好いいということです。
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