低音弦を使ったメロディー
この練習は「ドードの練習」の次に来る練習です。
日本人が昔から歌ってきた童謡などの 楽譜は簡単に手に入るかと思いますので、そんな譜面を見ながらどんどん
メロディーが弾けるようにして下さい。
楽譜を見てすぐに弾くことを「初見視奏」と言いますが、どうか、簡単なメロディーの「初見視奏」というのは、誰もが
音階練習でもするかのように容易にできるようにしておいてください。
譜面は特に自分で作らなくても全音出版「ホームソングのすべて」などの歌の本を使い、曲集の頭から塩をぶっか
けて生野菜を大量にかじるように、どんどんメロディーを弾いてください。「歌のメロディーをそれと分るように弾く」
ことは、楽譜を読むという以上の意味があります。それは、私たちが知り合いの誰々さんを見て、その人と分るのと
同じく音楽がその音楽として人に伝わるという経験になります。勿論、それは音楽にとって欠かせない基礎だという
ことがは明らかですね。
ギターの先生は、生徒が使いやすいように、必要に応じて、原譜から移調などもしてあげるのがといいと思います。
また、ギター教室では「視奏」にとどまらず「視唱」も重要です。
譜面には、伴奏用コードを付し、
1.メロディーをドレミで歌うこと「初見視唱」
2.メロディーをギターで弾くこと「初見視奏」
3.私がメロディーを弾き生徒の人が伴奏すること
4.メロディ−をドレミで歌いながらギター伴奏すること
5.歌詞をつけて弾き語りすること
などを練習します。練習方法は先の「ド〜ラのメロディー」
「ド〜ドのメロディー」も同じ考えですが、生徒の習熟度に
従って色々と加減をします。 |